「エチレングリコールを牛凍結胚の直接移植技術の開発研究とその普及による胚移植の利用拡大」にて受賞
平成14年度畜産大賞受賞事例レポート
家畜改良センター胚移植研究グループ


 本年度畜産大賞は研究開発部門からの推薦事例、(独)家畜改良センター胚移植研究グループ<代表者・堂地 修(現・酪農学園大学助教授)>が受賞の栄誉に輝いた。
 同グループはこれまで専用の融解施設を必要とした胚移植から、新たな胚の凍結技術により、即移植できる画期的な「直接移植法」を開発。
 その後、農林水産省畜産局(現・生産局畜産部)の受精卵移植等実用化確立事業のなかで同グループの技術指導のもと、11道府県の野外大規模共同試験によって有効性が実証され、広く生産現場に普及し、数年で一般的な技術となり、胚移植技術の利用拡大に大きく貢献した。

 庭先融解という技術革新は専用の施設、機械・機具、試薬にかかるコスト、移植に必要な人件費を大幅に低減させ、移植頭数の急激な増加をもたらした。社会的意義が大きいと高く評価され、今回の受賞となった(詳細記事10〜21ページ)。

 エチレングリコールを用いて凍結した胚を直接移植して誕生したホルスタイン種の育成牛(北海道江別市・中田和孝氏所有)。2002年北海道ジュニアカーフ1等賞1席受賞。


畜産コンサルタント2月号  2003